トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

フタスジサナエの幼虫

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大きい方の幼虫は,フタスジサナエの幼虫です。もうすぐ羽化する状態でした。土曜日のことですから,もう羽化しているかもしれません。

もう少し明るい池では,同じコサナエ属のオグマサナエが生息しています。同じ池にこの2種類がいることもあるので,棲み分けをしているはずですが,よくわかっていないので調べてみたいなあと思っているところです。確かに池の暗い側の岸でフタスジサナエがよく羽化しています。そこは木が生えていて,落ち葉が堆積しているのでそんなところが好きなのかもしれません。フタスジサナエの腹部の先(第10節)は,オグマサナエに比べて短いのですが,なぜこの2種の腹部の先の長さが違うのかも不思議です。

小さい方の幼虫は,イトトンボ科のキイトトンボです。このイトトンボも植生豊かな池にしかいません。