トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

コノシメトンボの羽化殻

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 これがプールで羽化したコノシメトンボの羽化殻です。朝,プールに行ったとき,数十個ついていました。プールの縁が,ビニールだったら滑って羽化できなのですが,幸いセメントに塗料が塗ってあるもので,少しはげたりして登りやすいのでしょう。

 夜半から朝方に羽化するのですが,飛び立っていくのは明るくなってからです。日の出が4時頃ですから,そのころに行けばたくさん羽化したトンボが飛び立つのが見られるはずです。でも,大変な試練が羽化したトンボには待ち受けています。それは,鳥が食べに来るということです。

 10時頃にプールで鳥が歩いているのを見ました。おいしいトンボを食べたのが忘れられなくて,再び戻ってきた様子でした。プールの縁をのぞき込んで見回りながら歩いていましたので,羽化したトンボを狙っていることは間違いありません。こんな状況の中で,いったい何匹のトンボがうまく飛び立てるのでしょうか。