トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

これは何でしょうか。

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 さて,これは何でしょうか。わかる人はまずいないと思います。
私も,撮影していなければきっとわからないでしょうね。

実は,トンボのヤゴの抜け殻(羽化殻)の腹部横のとげ(側棘)です。
きれいな流れにいたヤゴなので,いろいろな種類のケイソウがびっしり
くっついていました。その中で,こんな棘に突き刺さったケイソウがありました。

この写真は,岡山県総合教育センターの電子顕微鏡で撮影したものです。
使い勝手のいい走査型の顕微鏡で,簡単にこんな写真が撮れてしまいます。

撮影の前に,スパッタリングという操作で,プラチナを蒸着します。
その後,顕微鏡に入れて,真空にして見るわけです。こうすると,かなり
コントラストのある画像が見られます。水分のあるものはできないそうです
が,乾燥したものなら何でもいいそうです。おもしろい画像がたくさん撮れました。