トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

ヤリタナゴの生息地

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先日の魚ですが,倉敷市立自然史博物館の江田先生に見ていただいたところ,ヤリタナゴの稚魚ではないかということでした。魚の稚魚は,見分けるのが難しく,とりあえず飼育してみる必要があるそうです。
この写真の池?が先日の魚を見つけた池です。深さは30cmほどで,植物の落ち葉などが厚く堆積しています。山からの湧き水があるようで,水質はかなりいいようです。

ウィキペディアでは,ヤリタナゴについて「分布が極めて広いため地域によって形態に差異がみられる。九州産のものは特に形態差が大きく、体高が低くスマートであるほか、背鰭条数が本州産のそれよりも1~2本多い。流れの緩やかで水生植物等の豊富な河川、湖、池沼、用水路等に生息する。食性は雑食で、昆虫類、甲殻類、藻類等を食べる。繁殖形態は卵生で、3-8月に主にマツカサガイ等に卵を産む。」

とあります。ということは,こんな小さな止水で,マツカサガイのいない所で,自然に生息しているとは考えられないということになります。もしかすると誰かが放したのかもしれません。とはいえ,人間の考えの及ばないことが生物の世界では起こることがありますから,誰かが放したと決めつけないで,慎重に調べてみる必要がありそうです。