トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

鴨方町の石切場の池

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 今日は天気も悪かったので,最も回復の早い県西南部に行ってきました。
笠岡市から鴨方町に行ったのですが,思わぬ収穫もありました。

1枚目は石切場の池の遠景です。この場所には大小いくつかの浅い池があり,
たくさんのトンボが見られます。夏にいったことがあったのですが,春は
初めてで,どうだろうといってみると,コサナエ属のトンボが飛んでいました。
たぶんオグマかフタスジだろうと思って採集すると,何とタベサナエ(写真2)
でした。次に採集するとフタスジサナエ(写真3)そしてオグマサナエ(写真4)
でした。同じ場所にこの3種がいたのは初めてです。タベサナエは流水が
好きなので,近くに川で発生し,そこから飛んできたのかとも思ったので
すが,池の近くで縄張りをはっていました。ここは,しみ出る水があり,
緩やかな流水に近い環境でした。もしかするとここで発生しているのかも。

帰りに谷筋を降りていくと,石の上にサナエがいました。タベかなと思いました
が,川の中の石の上で見たことはないぞ。と思いなおして採集すると,何と
ダビドサナエ(写真5)でした。岡山県最南部ではとても珍しいので,良い
記録になりました。