トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

今年を振り返って

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 今年の最後に,この写真をアップします。
これは,飼育したキイロヤマトンボが自宅で羽化した写真です。

それまで,近くの種松山でトンボの写真をとっていましたが,
倉敷市内の丘陵地の細流が流れ込む池にできた約10m×10mの
砂質底で終齢幼虫を見つけたことで,本格的にトンボにのめり
込みました。未だに,こんな小さな池で本種が見つかったと
いう話は聞きません。意外に遠くまで移動して条件さえ合う
ところがあれば小さな池でも産卵しているのかもしれません。

岡山県では,3大河川の中下流域や,中河川に生息しています。
川辺に竹林や雑木林がある部分の細かい砂質底に限って生息
しているため,産地はあまり多くありません。

岡山県で初めてこのトンボの成虫を見たときの感動は今でも
よく覚えています。あれから,17年が過ぎました。いろいろ
な出会いがあり,たくさんの方に助けられてきました。おかげ
で,今の自分があるんだなあと最近つくづく思います。

これからも人との出会いを大切にして,トンボのことをもっと
調べてみたいと思っています。

いよいよ,2010年です。来年は,いろんな人と話をし
いろんな人と採集に行きたいと思っています。