トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

青空の色

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青空が青いのはどうしてでしょうか。

飛行機雲のように,すべての光を反射すると白く見えます。水しぶきや雪が白く見えるのはそのためです。青く見えるためには,青い光を特にたくさん反射する必要があります。ではどうして空から青い光が特にたくさん反射して見えるのでしょう。

それは,空気中の分子(酸素分子,窒素分子など)が青い光を特にたくさん反射するからです。

宇宙から,地上が青く見えるのも,空気の層から青い光が宇宙に反射してくるからです。

写真の一番上は,普通の写真,2枚目は赤い色の成分だけをとりだした画像です。3枚目は緑,4枚目は青です。この写真を見ると,特に青い光が空にはたくさん含まれるということがわかります。でも,緑の成分もかなりあるし,赤の成分もあります。これらのすべての光を受けることで,人は空の色に見えているのです。

太陽からの光は,虹の光からわかるように,たくさんの色が含まれています。しかし,人の目は,主に赤色,緑色,青色を感じる3種類の細胞しかなく,それぞれの色の刺激を電気信号に変えてその強さの組み合わせで脳が色を識別しているわけです。実は,デジカメも人と同じように3種類の光を,別々に感じる部分があります。