トンボと身近な自然

自然が大好きな天文少年が,時を隔てトンボ中年に変身

2008-01-01から1年間の記事一覧

セイボウ〔青蜂〕の仲間

セイボウというハチがいるのは,最近になって知りました。きれいな色のハチだなあと思っていましたが,いろんな種類がいるんですね。この仲間は,金属光沢で硬い体を持っています。驚くのは,他のハチに寄生して子どもが成長するということです。詳しくは知…

標本の名前を調べる会

毎年,8月の終わりの日曜日に,倉敷市立自然史博物館で「標本お名前を調べる会」というのが開催されます。子ども達が採集したものの名前を教えてもらえる会です。ここに来て名前のわからないものはまずありません。岩石,化石,植物,コケ,海草,貝殻,甲…

植物の標本作り

植物標本作りの研修に行ってきました。倉敷市立自然史博物館の学芸員の方を講師にお招きして,2時間ほどの研修でしたが,改めて詳しく知ることができてよかったです。「台紙にきれいに貼るのは昆虫標本を箱にきれいにつめるのと同じで,見せるためのもので…

化石の掘り出し

化石を石から出すにはいろいろな方法がありますが,硬い岩石になっている場合は大変です。そんな時はこの機械で掘り出すことができます。化石から少し離れたところを削っていくと,ぱりっと化石の面の岩石がはがれるのです。慣れてくるとうまく化石を掘り出…

恐竜の頭蓋骨

この写真は肉食恐竜の頭蓋骨の模型です。模型とはいってもシリコンで細かい部分まで型を取りますから,本物と並べても,素人には見分けはつきません。優れた模型は,研究にも使え学術的にも貴重なものになるそうです。この写真は,林原自然科学博物館 http:/…

岡山駅前の川

岡山の駅前を流れている川です。水草が豊かで,魚ももたくさん泳いでいました。石がきなので,その中にも魚がいそうです。こんな川が市街地を流れているなんて不思議ですが,岡山市街地の川は,水がとてもきれいで,ホタルがいたり,珍しいトンボがいたりし…

コバネイナゴ

コバネイナゴの♂と♀,やっぱり雌が大きいですね。お互いジーと見つめ合っていました。今後の展開は予想できませんが,どうしても擬人化して,今の心境を反映してみてしまいます。私の場合,「雄が近づきたいのに雌がにらんで寄せ付けないようにしている」と…

オオミノガの幼虫

最近ではまったく見なくなったオオミノガの幼虫です。オオミノガヤドリバエの進入で見られなくなってきているようですが,いるところに入るんですね。最近回復しているという話もあります。昭和30年代には,家の柿木にたくさん着いていました。見慣れた昆…

グリーン

飛騨高山の若葉です。実はススキも穂が生えていて,秋の気配を感じるのですが,若葉もきれいということは,夏がきてすぐ秋になっているということでしょう。きれいなので,パソコンの壁紙にしています。

世界で最も新しい花崗岩

この花崗岩は,約200万年前にできたもので,今地上に現れているものでは世界で最も新しい花崗岩(滝谷花崗岩)です。新穂高ロープーウェイの近くの広場にあったものです。 槍ヶ岳,穂高連峰に見られ,捕獲岩を持っています。岡山県にある花崗岩によく似て…

ギンヤンマ飛翔と産卵

ギンヤンマなどの飛ぶトンボは,風のある日に撮影すると,動きが少なくオートフォーカスでもピントが合います。シャッター速度も遅くできるので写真のように羽の動きを写すこともできます。<E-520,40-150mm(425mm相当)1/60,F6.3,ストロボ,ISO200>

ツバメ

今年巣立ちした若いツバメでしょうか。数匹が電線に止まって,毛繕いをしながら休んでいました。ときおり近くの池の上で見ましたから,しっかり餌を自分で摂っているようです。まだ,しばらくはみんなと仲良く生活するのでしょうか。

林間で休むリスアカネ

水辺から少し離れた林の中の枝先や木の上にリスアカネが止まっていました。もう赤くなっているのですが,暑いので木陰いいるのでしょう。それにしても,リス・・とか,ダビド・・・とか,マルタン・・・とか,初めて新種として記載した外国人の名前が和名に…

トビの滑空

トビが低いところを旋回していたのですが,みるみる高く上がっていきました。まったく羽ばたいていなかったので,上昇気流を捉えていたようです。児島マリンプールでも同じ光景を見ました。ただこの時は,旋回しながら移動していきました。上昇気流の場所が…

ミルンヤンマ

木陰で休むミルンヤンマです。このヤンマは夕方になると飛び始めます。シャッター速度は遅いのですが,ストロボを発光しているのでほとんどぶれていません。(E-520,14-60mm+1.4×(170mm相当)ストロボ,1/15秒,F5.7)

アオヤンマ

最近アオヤンマを見ていませんでした。思い立って気になる池に行ってみると,ガマの間を縫うようにアオヤンマが飛んでいました,なかなかうまく撮影できませんでしたが,トリミングで何とか見れる写真になりました。

木洩れ日の中のオオアオイトトンボ

オオアオイトトンボは羽化してからしばらく,このように林の中で生活しています。秋になってから池の近くに戻り,交尾して産卵し子孫を残していきます。金属光沢のきれいな色をしていますが,この仲間は3種類いて,他にアオイトトンボ,コバネアオイトトン…

チョウトンボの着地

チョウトンボの止まる寸前の飛翔を撮影しようとしましたが,なかなかピントが合わず,やっと撮れた写真です。実は,この写真を撮ったとき,何かにかぶれたようで,首が大変なことになっています。赤いみみず腫れになり,かゆみも夕方には出てきます。シャツ…

ネキトンボ飛翔

飛翔するネキトンボです。なかなか撮れないのですが,このネキトンボは,すぐホバリングして静止するので,1/180秒という遅いシャッター速度でもあまりぶれていませんでした。少しずるいのですが,ちょっと脅かして,何度もホバリングをさせ撮影しました。ま…

昨日の夕焼け

昨日は夕焼けがきれいでした。来るぞ!と思ったのでいつもの場所に陣取って夕焼けの撮影をしました。この場所は川の土手で,電線も写らずほぼ360°OKです。難をいえば,車がときおり通ることやジョギングや犬の散歩の人が通るくらいです。夕焼けの色は,…

ビールの空き缶

このビールの空き缶はだれが捨てたのでしょう。電子顕微鏡にビールの缶が映り,うれしくなって撮影しました。これもケイソウの一種で,もとはたくさんつながっているようです。真ん中に穴が空いていますが,スパッタリングで真空にしたときにはじけたのかも…

トンボの複眼

電子顕微鏡で見たトンボ羽化殻の複眼です。羽化殻ですから,複眼のこの部分で割れています。複眼の表面にはケイソウは少なく,ゴミがつかないようになっているようです。丸い複眼の中央では割れていないですね。

これは何でしょうか。

さて,これは何でしょうか。わかる人はまずいないと思います。 私も,撮影していなければきっとわからないでしょうね。 実は,トンボのヤゴの抜け殻(羽化殻)の腹部横のとげ(側棘)です。 きれいな流れにいたヤゴなので,いろいろな種類のケイソウがびっし…

夕空

昨日の夕方の東の空の写真です。見た目よりきれいに写っています。オリンパスはきれいですね。7時から7時半頃の空は目が離せません。明日ももしかすると,繊細で雄大な素晴らしい空が見られるかもしれません。今日はダメでした。

青空

気温は高いですが,天候によってはきれいな青空が見られます。この写真は,28日月曜日でした。総社の鬼ノ城へ行ったときに撮影しました。鬼ノ城の駐車場下に広い湿地があり,いろいろなトンボが見られました。木道も整備されていてその続きは谷を降りる山道…

日陰のコシアキトンボ

暑い時間帯には,トンボも日の当たらない場所にいることがあります。さすがのコシアキトンボもまいったのでしょう。ちょうど正午過ぎだったと思います。薄暗い木陰で休んでいました。この写真は,トリミングして少し彩度を上げて色を強調しています。

タイワンウチワヤンマ

ウチワヤンマの仲間は,ウチワヤンマとタイワンウチワヤンマがいます。タイワンウチワヤンマが岡山県ではじめて確認されたのは,確か1979年だったと思います。その後分布を北にひろげて現在に至っています。岡山県でも,津山のあたりではタイワンウチワ…

由加山のヒグラシ

ヒグラシは,カナカナカナカナ・・・と鳴くセミです。県中北部では普通ですが,岡山県南部では由加山にしかいません。昨日,午後6時半ごろに,低いところにとまっていたヒグラシをつかまえてもらい撮影しました。雄だったのでつかまえると鳴きましたが,そ…

島の池

瀬戸内海の小さな島に小さな池がありました。この小さな池には,たくさんのトンボが住んでいました。ある年,大きな台風がこの島を襲いました。大きな波が砂浜から,池の中に何度も押し寄せました。それから数年が経ったとき,一人の男の人がやってきました…

クロスジギンヤンマ

クロスジギンヤンマは,春のトンボと思われがちですが,意外に夏にも飛んでいます。胸部の黒い筋の細いスジボソギンヤンマが時々採れますが,これは,ギンヤンマとクロスジギンヤンマのハイブリッドです。岡山県ではまだ見たことがありません。